きたもてな日々

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「靴紐が切れると縁起が悪い」と「原因自分説」

昔から言われている有名な言葉です。

 

確かに靴紐が切れるとあまりいい感じがしないですよね。

 

 

でも、、、それって本当でしょうか。

 

 

 

この言葉の由来を調べてみることにしました。

 

どうやら江戸時代の葬式の風習から来ているらしい。

 

江戸時代は今のような霊柩車ではなく、

棺を担いで墓まで運んでいました。

墓場には新しい履物を履いていき、

帰る際にはその履物の鼻緒を切り、墓地の入口に捨て、

別の履物に履き替えて帰るのが一般的だったようです。

墓場の土を踏んだ履物を通して、墓場にいる魔物が

自分に取り憑かないようにするためにこのような習わしができました。

よって、紐が切れた履物は死を連想させるということから、

「靴紐が切れると縁起が悪い」と現代まで受け継がれたようです。

 

 

現代において、靴紐が切れる大抵の理由は「自然消耗」。

気が付いたら切れていた。だいたいの人はそうでしょう。

 

 

 

ではなぜ、切れる前に気付かなかったのか。

 

それは、普段から靴に気を遣っていないからでしょう。

  

 

もし、その人が靴をちゃんと磨く人であれば、

紐の消耗に気が付くはずです。

 

 

つまり、靴紐を切っているのは、

準備不足・気配りができていない自分です。

 

 

今回の話に限らず、自分に降りかかる悪いことの多くは

自分に原因があるのではないでしょうか。

 

 

例えばバイトで後輩に指示をしたが、後輩が失敗してしまった時。

これを後輩に原因を求めるのではなく、自分に求める。

 

「こう伝えればよかったんじゃないか。」

「そもそも頼むべきことではなかったかもしれない。」

 

 

 

外的要因に責任を転嫁すればラクになります。

自分の非を認めることはなかなか難しいです。

 

ですが認めることで、

自分の行動を考え直し、成長できるきっかけを掴むことができるのではないでしょうか。