負けグセをつけるな
バンクーバーで大介さんという人によく遊んでもらっていた。
僕のワーホリのエージェントの社員さんで僕の3歳くらい上、カラオケにいったり、ビリヤードをよく教えてもらっていた。
会社でも成果をガンガン出していて、超負けず嫌いの性格。
一緒にスマブラをした時も、勝つまでやるタイプだった。
そんな人とビリヤードをしていた時の話。
僕はビリヤードが得意ではないので、ハンデをいくらつけても負けていたのだが、
だんだん上手になってきてやっと勝てそうなところまできた。
が、勝てそうなところでミスショットをする。
結局一度も勝つことができなかった。
大介さんにその時言われたのは、
「絶対に負けグセはつけたらだめだ」ということだった。
ハンデをつけて良い勝負ができるようになった以上、実力はほぼ互角。
そんな時勝ち負けというのは気持ちの部分で決まる。
勝負の瞬間で余計なことを考えてしまう。
それは、外したらどうしようであったりとか、勝つことであったりとか。
そうではなく、リラックスして、ボールを穴に入れることだけに集中するべきなのだ。
何もプレッシャーのない時の一打の方が良いショットであることはよくある。
100%理論でボールが入ると定めたあとはある種リラックスが必要で、それ以外は考えてはいけない。
大介さんは昔、負けグセがついていたらしい。
超がつくほどの負けず嫌いの彼は勝つためには何をすべきか必死に考えたそう。
余計なことを考えず勝負する。
これはスポーツでもビジネスでも、共通する大切な考えだと思う。